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004 Halo Halo Bandung インドネシア語とインドネシアについて一緒に学びましょう [歌うインドネシア語]

Halo Halo Bandung                    対訳

Halo Halo Bandung   Ibu kota Periangan ハローハローバンドゥン プリアンガンの都

Halo Halo Bandung   Kota kenang-kenangan ハローハローバンドゥン 思い出の町

Sudah lama beta tidak berjumpa dengan kau もう久しく私はあなたに会っていない

Sekarang telah menjadi lautan api は火の海となってしまった

Mari bung rebut kembali 友よ 再び取り返そう  

 halo2_BDN.jpg 楽譜 クリッリ拡大表示

実際のメロディ・楽譜は下のリンク You-Tubeで聞けます。 

http://youtu.be/o_Uw9tHwRLk 

http://youtu.be/WbHh1EFD174


Halo Halo Bandung その背景

 西ジャワのバンドゥンにおけるPeristiwa BLA [Bandung lautan api] を題材にしたイスマイル・マルズキ Ismail Marzukiの代表作。

 Peristiwa BLA [Bandung lautan api] とは             
 1945年8月15日に日本が降伏。8月17日、インドネシアは独立を宣言しました。ところが、一方で、一度日本に駆逐されたオランダが、再びインドネシア支配を目論み再上陸。航空機や十分な
武器を装備したオランダ軍に対して、インドネシア独立軍は日本軍から譲り受けた武器以外は竹やりといった装備で、たちまち各地で劣勢となります。(竹やりは独立の一つの象徴となっています。kemerdekaan indonesiaで検索すると、竹やりをモチーフにした画像がいくつもヒットします。)
 1946年3月24日、バンドゥンに迫り来オランダ軍に対して、バンドンの市民・独立軍がとった行動は、自ら町に火を放って撤退する焦土作戦でした。
 
 --->wikipedia 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A6%E5%9C%9F%E4%BD%9C%E6%88%A6)
 
 インドネシアでは、二度と外国の支配に屈しないという決意と独立のための甚大な犠牲を Peristiwa BLA [Bandung lautan api] として記憶しているのです。
 
 20万人の市民・独立軍は、オランダ軍にバンドゥンの町を落とされる前に、自ら火を放って家を焼き、バンドゥン南部の山岳部に撤退します。振り返れば、眼
下に炎上するバンドゥンの煙を遠望して、作曲家イスマイル・マルズキは直ちに歌詞を作り、曲を発表しました。山に撤退し疲れ切った人々は、その軽快なメロ
ディと簡潔な歌詞を聞いて、100万の味方を得たようだとたちまち士気が上がったと伝えられます。やがて、バンドゥン焦土作戦の報は、このHalo 
Halo Bandungの曲とひとつになってインドネシア各地に広がっていきました。

 

詳しい記事 インドネシア語 http://bdg-timur.blogspot.jp/2013/03/24-maret-1946-peristiwa-sejarah-bandung.html

 
 この記事では、Bandung lautan apiという言葉の初出は、GarutのLeutik山からバンドゥン炎上を目撃したAtje Bastamanという若い記者が、翌々日3月26日にTasikmalayaで"Bandung Laoetan Api" (当時の綴りのまま) と題した記事としています。イスマイル・マルズキとこの記者とは、直接会っていないはずですから、偶然両者がBandung lautan 
apiという言葉を使ったのか、イスマイル・マルズキが記事を見て歌詞に取り入れたのか、あるいは口コミでBandung lautan apiという言葉が広まったのか不明。いずれにしても、Bandung lautan apiという言葉が、局面の重大性と緊迫感を象徴的に表していたことから、曲の歌詞にもなり、捲土重来の合言葉ともなり、今日では独立戦争におけるバンドゥンの犠牲と奮闘を伝える言葉となっているのです。


 

Membaca "Halo Halo Bandung" の歌詞を読む

Halo Halo Bandung  Ibu kota Periangan   ハローハローバンドゥン プリアンガンの都 
 
[ペン] Priangan プリアンガン
 
Parahyanganとも言われるバンドゥンを含む西ジャワ、スンダ地方です。歌詞ではPerianganとなっていますが、Wikipediawで調べると、綴りはPrianganです。歌詞にしたときの音数の都合なのか、オリジナルの楽譜の方は Perianganとなっています。
 
Priangan<< Ciamis, Tasikmalaya, Garut, Sumedang, Cimahi, Bandung, Cianjur, Sukabumi dan Bogor.>>Wikipedia 水の豊かな所で、美田が広がっています。火山と温泉多くGarutは著名な温泉地。Cianjurは米どころで、Cianjur米はブランドになっています。Bandungは政治経済文化の中心地で見どころも多い。スカルノ元大統領・ハビビ元大統領の卒業した大学はバンドゥン工科大学。上記のYou Tubeの2つ目の画像はバンドゥン工科大学gedung sate
 
 
[ペン] Ibu kota 首都     
 
類似の例 Ibu pertiwi 母国/祖国    Ibu jari  拇指  使用頻度 高  
インドネシア語の語順は、名詞の後に形容詞または形容する語や節が来ます。
jari ibuにすると[お母さんの指]。
 
Halo Halo Bandung   Kota kenang-kenangan  ハローハローバンドゥン 思い出の町
 
[ペン] kenang-kenangan
 
使用頻度 高  原型kenang 思い出す,偲ぶ  
mengenang 記憶する,思い出す,追想する,慕う, kenangan 回想,思い出  
kenang-kenangan 記念,記念品,形見     
語/反復語の一例 orang-orangan 案山子 rumah-rumahan小屋 
この場合、日本語の「人々」「家々」のように複数を表すのではなく、元のものとは違うが、そのようなものを表します。kenang-kenanganも、数々の記憶ではなく、思い出すよすが(縁)となる物。
 
Sudah lama beta tidak berjumpa dengan kau    もう久しく私はあなたに会っていない
 
[ペン] sudah 副詞  tidak 副詞 
 使用頻度 高  sudah~  過去 もう~ すでに~
使用頻度 高    tidak~   否定 ~ない
通常は、修飾する語の前に来る。

[ペン] Beta / Kau(Engkau) 人称
 Beta 私 Kau(Engkau) あなた  ただし日常的にはあまり聞かない。Betaはマルク地方の言葉でもあります。
通常使われる人称 1人称 aku/saya  2人称 kamu/anda  3人称 dia(ia)   

[ペン] berjumpa +dengan  使用頻度 高
ber動詞 この場合は自動詞 会う 会っている
Bandungの町を擬人化しているので berjumpa +dengan
 
ber動詞  ber名詞 ber形容詞 berの後は何でも入りますが、動詞になるとは限らないので、頭から自動詞だと覚えない方がいいです。
[例] berbahaya 危険な 形容詞的    例] bersama-sama ともに 副詞的
 
Sekarang telah menjadi lautan api  今は火の海となってしまった
[ペン]  sekalang / telah 副詞
 
sekalang  今  telah~   過去 完了 ~した ~てしまった
 
インドネシア語は過去・完了・現在・未来を副詞で表します。ただし、その語が常に副詞というわけではないので、柔軟に考えておきましょう。インドネシア語の
品詞というのは、日本語や英語式に考えない方が良いということが、私も後になって分かりました。  
実際、辞書にも品詞名が書いていないものが多いように思います。ただ、この場合はmenjadiを修飾しているので副詞として扱うということです。

 [ペン] lautan laut+an   
 
laut 一般的な意味での海 lautan大海 大洋  実際の用例を見ると厳密な区分はなさそうです。地中海程度でも、Lautan Tengahで、大西洋でもLaut Atlantikとしたものがありました。
 
場所+anの機能 用例  
tepi→tepian岸の浅いところ    tepian mandi 水浴び場
ruangruangan広間・室・空間  ruangan tamu 客間
lapanglapangan場所・広場    Lapangan Lenon ルノン広場
一般的・抽象的な意味に+anで具体的な場所を指すようです。
 
 lautan api は熟語のようになっていて、laut apiという言い方の方が少ないということもあります。試しに、ネットで検索するとlaut apiの用例はわずかでした。

Mari bung rebut kembali  友よ 再び取り返そう   
 

[ペン] Mari~  使用頻度 高   

mari kita~ ~しましょう  marilah さあ おいでなさい 
用例 "Marilah kita berseru Indonesia bersatu" 
「インドネシアは一つだと叫ぼう」 インドネシア国歌 Indonesia Rayaの一節です。

[ペン] bung 兄,兄貴,長男  
 
用例 "Bung Karno" 初代大統領スカルノを親しみを込めて呼ぶ言葉
 
 
 

Halo Halo Bandung   その曲について  

楽譜 クリッリ拡大表示

楽譜全960.jpg 撤退場面を歌った曲にしては軽快で明るい曲想になっています。
 実は、イスマイル・マルズキは、このバンドゥン焦土作戦以前に、すでに別の歌詞でHalo Halo Bandungという曲を作って持っていたようです。その曲の後半を作り替えて直ちに発表したのが、インドネシア各地にたちまち広がりました。
 最初の元歌はスンダ語、それを書き換えた初版は題名が "Halo Bandung"と Haloが一つ少ない。キーも高くて、かなり歌いにくいものです。歌詞は、途中で変更されて、最終的に今の形になったようで、少なくても3つのバージョンがあります。
You Tube "Halo Bandung"プロトタイプも聞くことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=YuR0disbOPk
 こうして見ると、ひとつの歌の来歴にも平和な時代とは違う傷痕のようなものが浮かび上がってくるようです。

 


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